- 田島裕子ピアノ教室
指導者としての願い
最終更新: 2019年9月5日
先日、ヤマハの指導者向けの勉強会に参加しました。
その中のお話で、私自身も日頃、心から大切だなと思っていることがあったので
ブログに残したいなと思います。
「ピアノのレッスンにおける小さな目標、大きな目標はなんでしょうか?」
小さな目標は、毎週のレッスンでの曲の合格など。
大きな目標は、舞台での演奏、コンクール、発表会、試験など…
…だけではありません。
大きな目標は「大人になっても、ピアノを楽しめること」です。
大人になっても、音楽が身近な存在であり、心の支えであり、楽しみでもある✨
ピアノがそのような存在になってもらえたら、指導者としてこの上ない喜びです😌
よく、保護者の方からのお話で
「子供の頃に習っていましたが、先生がとにかく厳しくて…
ミスタッチをすると物差しで手を叩かれたり、蓋を閉められたり、物がとんできたり。
いつも怒られてばかりで、教室に向かう足が震えていました💦」
「早く辞めたかったです。辞めてからは全然弾いていません。」
というお話を伺います。
(結構、よく聞くお話なんです)
もちろん、厳しいレッスンを乗り越えて、確実な技術を身につけ
「あのとき頑張って良かった…✨あの厳しさがあったからできるようになったんだ。」
と大人になってプラスに働けば、それは素晴らしいことです🍀
しかし、そう思えなかった場合、
せっかくピアノに向き合っていた時期があったのにも関わらず、
音楽と疎遠になってしまっては、とても残念です😢
お母様がピアノに対して「レッスンが怖かった」「練習が嫌だった」「楽譜が読めなかった」など、マイナスイメージを持ち、
お子さんにお話をされてしまうと
「ピアノってそうなんだ…😨」
と知らず知らずの間に、思い込んでしまう場合もあります。
指導者としての願いは、
「ピアノを好きになってもらうこと」です。
楽しめるようになるために技術を身につけること。
大人になった時に、お子さんと一緒にまた音楽を楽しんでもらうこと。
ご家族でピアノのある生活を楽しむこと…
そんな素敵な連鎖が起こってほしいなと願っています。
みなさんが素敵な音楽ライフが送れるよう、毎週の、生徒さんとのレッスン時間を大切にしています🌷